Google CloudおよびAutodeskがメディアレンダリングの効率を10倍改善

以下は2016NABにおいてGoogleによって発表された内容です。

弊社は、今週のNABおいて、Google Cloud Platformの新しいパートナーと、メディア&エンターテイメント業界におけるクラウドコンピューティングの役割の増大を強調する製品の更新を発表することができ、大変喜んでおります。

弊社は、Autodeskと共同で、Autodesk Maya for Cloud Platform ZYNC Renderというクラウドを最適化した新しいレンダリングサービスを発表します。Autodesk製品は、アカデミー賞の最優秀視覚効果賞を過去21回受賞しており、我々はこの特性をGoogle Cloud Platformに反映させようとしています。

両社がコラボレーションすることによって、個々のアーティストや開発者はコンテンツに集中でき、インフラを管理するニュアンスを取り除くという両社の目的を果たすことができます。小規模なアーティスト集団は、かつては大規模なスタジオに限定されていたクリエイティブなビジョンを実現できるワールドクラスのインフラに触れることができます。

動作内容は、以下のとおりです。

– GoogleとAutodeskの製品チームは、アニメーション、モデリング、レンダリングで人気が高いツールであるAutodeskR MayaRのクラウド最適化バージョンを開発しました。3Dシーンは、アーティストが作業をしている間にMayaプラグインを経由してバックグラウンドでGoogle Compute Engineへ転送されます。Mayaはアーティストのワークステーション上とGCPのクラウド上で動作可能なので、アーティストはGCPのスケーラビリティ、パフォーマンスそして価格の恩恵を受けつつ、複雑なパラレルレンダリングを今までよりもっと効率的に実行することができます。

– 最適化されていないバージョンのMayaRと比較すると、ファイルのアップロードが最大10倍改善されたことが実感できます。これにより、大量のレンダリングジョブを瞬時に開始させることができるため、待ち時間が短くなり、ショットを完成させるまでの時間が加速化します。

また、ZYNC Renderは、ライセンシングを製品に完全にビルトイン化したことにより、Pixar社の由緒あるRenderManにも対応可能になりました。ZYNCユーザーは1アカウントに対して最大500台のマシンを稼働させることができるようになり、32,000レンダリングコアまでスケーリングし、64コアマシンにも新たに対応したことにより、理想が高いレンダリングジョブも短時間で行うことができるようになりました。

オートデスクと弊社とのコラボレーションに加え、我々はメディア&エンターテイメント業界において長足の進歩を遂げました。最新情報は、以下のとおりです。